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不動産を利用した節税対策のリスク

「借入金で不動産を購入・建築することで相続税の節税対策になる」と言う話を聞いたことはありませんか。不動産の評価は、財産評価基本通達により、路線価や土地面積、形などから金額を算定しますが、財産評価基本通達の特性上、不動産は実際の取引価格より低く設定されています(時価の約8割)。  例えば、借

自筆証書遺言書の作成のポイントは?

自筆証書遺言とは、遺言者が自分で本文・氏名・日付などを書いて作成する遺言のことです(民法968条)。特別な手続きも必要なく、紙とペンさえあれば誰でも作成できます。但し、書き方を誤ると効力が無効になる可能性もありますので、作成時は注意も必要です。  今回は、自筆証書遺言を作成する際のポイント

名義財産と贈与

前回名義預金について書きましたが、預金以外にも贈与したと思っていた財産が税務調査で名義財産と指摘されるケースがあります。 この場合相続財産の評価額が想定以上になり、相続税が大きく増額されることにもなります。 「贈与」と「名義財産」の違いは、贈与契約書等の有無と、実際に財産の管理権が移転している事が

特例事業承継税制の延長

2022年度の税制改正大綱が昨年末に決定されました。 この改正大綱に『特例事業承継税制の1年延長』が盛り込まれています。 事業承継税制は一定の手続きを踏むと相続税・贈与税の支払いをなしに後継者に法人の経営を引継げるという税制であり非常に大きな効果が見込まれます。 一方で、引き継いだ事業を簡単に清算

上場会社の株価

今回は市場に上場されている会社の株価について相続の場面ではどのように扱われるか紹介させていただきます。相続税の評価では、① 相続開始「日」の終値② 相続開始「月」の終値の平均③ 相続開始「月の前月」の終値の平均④ 相続開始「月の前々月」の終値の平均のうち、いずれか低い金額を評価額とします。

葬式費用は相続財産からマイナスできる?

相続または遺贈により財産を取得した人は、相続税を計算する過程で、相続財産から葬式費用をマイナスできます。葬儀費用は全国平均195万円ですので、相続税への影響も少なからずあるといっていいでしょう。ただし、葬儀費用といってもすべてをマイナスできるわけではありません。例えば、控除できる葬式費用には、①

名義預金に注意

税務調査の対象になる可能性が高いものとして「名義預金」と呼ばれるものがあります。名義預金とは、口座の名義人と実際にお金を出した人が違う預金のことです。つまり、被相続人が資金を拠出しているなど、被相続人の財産と認められるものは相続税の課税対象となります。過去の判決によると、名義預金に該当するか

預貯金の評価

預貯金の評価方法は、相続開始日における残高に、同日に解約するとした場合に支払を受けることができる利息の金額から源泉徴収されるべき所得税の額に相当する金額を控除した金額との合計額によって評価するとされています。ただし、この利息については定期性のない預貯金、つまり普通預金のような預金は、利息の額が少額

遺留分が変わった?

日本の相続法には、遺贈や生前贈与でも奪うことのできない相続人の最低限の取り分として「遺留分」があります。これまで遺留分を侵害する遺贈は、遺留分を侵害された相続人が遺留分減殺請求権を行使することにより、自己の遺留分割合まで、その効力を失効させることが出来るとされていました。しかし、遺産分割が円滑

株価は使われる場面で評価方法が変わる?

前回は市場に上場されていない会社の株価算定方法について紹介させていただきました。では、どのような取引の場面でその算定方法は使われるのでしょうか?想定されるケースを考えてみましょう。上表の通り、株価算定が必要になる場面は様々です。取引主体では「法人」と「個人」が登場し、取引手段は「売

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