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事業承継相続コラム

団信(団体信用生命保険)と相続

『団信』と聞くと、住宅を購入されたことがある方はご認識があるのではないでしょうか。
住宅の購入者が亡くなった場合に残りのローンを金融機関等へ一括返済する生命保険であり、『団信』を付けると若干金利が高くなることが通常です。
今回はこの『団信』にまつわる相続のトピックを二つお伝えしたいと思います。

①準確定申告における住宅ローン控除と『団信』
相続が発生し被相続人に確定申告が必要であれば4ヵ月以内に準確定申告の手続きをする必要があります。
この際、住宅ローン控除については国税庁のHPも示す通り、基本的に適用を受けることができますが、このローンが『団信』によって一括返済されると住宅ローン控除の適用を受けることができないので注意が必要です。
これは、死亡した時点での借入金残高をもとに住宅ローン控除を計算するところ、『団信』により一括返済されることにより死亡した時点で借入金が0円であるという整理なのでしょう。 https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/06/20.htm

②みなし相続財産と債務控除
生命保険金などは相続税を計算する上では「みなし相続財産」として扱われますが、この『団信』は例外です。
また、被相続人の借入金などは「債務控除」の対象となり相続財産から控除することができますが、これまた『団信で一括返済されるもの』は例外です。
よって、『団信』は「みなし相続財産」にも「債務控除」の対象ともなりません。

家計を担う方とそのご家族を守る『団信』ですが、相続の際には取扱いに留意が必要です。

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